足のつりや手のしびれ?ミネラル不足で起こる症状と改善する方法

健康な体を維持するために必要な栄養素の一つであるミネラル。
ミネラルが不足するとどうなるのでしょうか?
けいれんにより足が突然つったり、手がしびれたりします。
ミネラル成分は筋肉や神経の働きを調節する役割をしているからです。
骨がもろくなります。
カリウムが不足して骨が弱くなり、骨折や骨粗鬆症の原因にもなります。
むくみやすくなります。
カリウムとナトリウムのバランスが崩れるためです。
肌荒れになります。
亜鉛やマグネシウムが不足し、血行不良が起こります。
鉄分などが不足するため貧血を起こしやすくなります。
髪が抜けたり薄くなったりします。
これは、たんぱく質、ミネラルが不足して、髪の毛に栄養が回らなくなるからです。
女性にとっては重要な、生理不順などを引き起こします。
ヨウ素やセレンなどはホルモンをつかさどる甲状腺に影響します。
ミネラルが不足するとたくさんの症状があらわれます。
ミネラル不足を改善する方法はあるのでしょうか?
ミネラルは、人間の体では作り出すことができません。
なので食生活で摂取するしかありません。
また、加工食品には、「リン酸塩」が多く含まれていてミネラルの吸収を阻害しています。
弁当、惣菜、お菓子などの加工食品を控えることも大切です。
Contents
ミネラルとは?
普段、何気なく使っている「ミネラル」という言葉。
ミネラルとは一体、何なの?
ミネラルは、無機質の必須元素です。
糖質、脂質、タンパク質、ビタミンと並び五大栄養素の一つとして数えられます。
日本では13元素(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象として厚生労働省により定められています。
ミネラル不足になると起こる症状って?
ミネラルが、不足すると体の各部が不調になります。
カルシウムが不足した場合
骨や歯への影響はもちろんのこと血液の凝固、血圧の調整や筋肉の収縮に影響します。
血液中のカルシウムが不足すると、動悸、息切れ、筋肉のけいれんなどを引き起こします。
血液中のカルシウム濃度が低くなると骨から血液へ溶け出します。
そのため、歯や骨がもろくなります。
リンが不足した場合
骨粗しょう症、関節炎、だるさ、筋力や集中力低下を引き起こします。
マグネシウムが不足した場合
イライラや頭痛、足がつる、手足のしびれ、ふるえ、痙攣、首や背中の筋肉痛、歯の形成不全などが起こります。
ナトリウムが不足した場合
不足すると血圧低下、吐き気、頭痛、めまい、食欲減退と精神不安などが起こります。
カリウムが不足した場合
不足すると、むくみやめまい、倦怠感、疲労感、、便秘、筋力低下、しびれ、筋肉痛、高血圧などがおこります。
硫黄が不足した場合
皮膚や爪、毛髪を作る成分である硫黄が不足した場合、
皮膚炎やシミ、脱毛などが起こりやすくなります。
ミネラル不足を改善する方法
ミネラルは、人間の体では、作られません。
だから、食物から摂取します。
カルシウムをとる場合
「ヨーグルト」「牛乳」「チーズ」「モロヘイヤ」「煮干し」「丸干し」「干しエビ」「わかめ」「乾燥ひじき」などです。
梅干しなどクエン酸と一緒に摂ると吸収率が高まります。
リンをとる場合
「プロセスチーズ」「煎りゴマ」「アーモンド」「卵」「イワシ」「煮干し」「かつお節」「スルメ」「ココア」「海苔」などです。
ハムなどの加工食品に「リン酸塩」として多く含まれています。
先ほど書いたとおり、加工食品から容易に摂れるので、過剰摂取にならないように気を付けたほうがいいです。
マグネシウムをとる場合
「バナナ」「ナッツ類」「ヒジキ」「大豆」「ゴマ」「玄米」「スルメ」「そば」「豆腐」「ホウレンソウ」「昆布」「ワカメ」などがあります。
カリウムの場合
「アボカド」「干し柿」「栗」「スイカ」「干しぶどう」「サツマイモ」「パセリ」「ほうれん草」「切り干し大根」「きな粉」「牛乳」などになります。
多くとるためには熱を加えないことがポイントです。
まとめ
ミネラルは、不足すると体の色々なところに不調が出てきます。
そして、人間の体で作ることができません。
しかし、食生活さえ気をつければ不足することはありません。
簡単に始められますね。